ふくらはぎ 肉離れ サポーター。 ふくらはぎが肉離れしました。

肉離れについて。症状・原因・リハビリ・サポーター・テーピングなど徹底解説

ふくらはぎ 肉離れ サポーター

ふくらはぎが肉離れする原因 ふくらはぎの肉離れは、筋肉が伸ばされる力に筋繊維が負けて、筋繊維の一部が損傷するために起こります。 特に、急に走ったときや、全速で走ったとき、ジャンプしたときなど、瞬発性の高いスポーツを行っている最中には動作で筋肉が強く収縮するので、肉離れが起きやすいのです。 肉離れは主にスポーツなどの 運動中に起こる筋肉の痛みとして代表的な疾患です。 筋力は、互い違いに並んだ筋繊維の束が収縮して噛み合うことで発生し、ゴムひものように筋肉も伸ばされながら収縮することで、最大筋力が発生しています。 このときに筋繊維の束が無理に引き伸ばされることによって、肉離れになるのです。 まれに筋肉や腱が完全に切れてしまうことがあり、肉離れよりも重症になります。 ふくらはぎが肉離れしたときの症状 肉離れを発症するとその部位に痛みが発生し、歩けなくなるといった症状が現れます。 まれに皮下出血や血腫という血液のかたまりが見られ、運動を継続することが難しくなる場合もあるのです。 痛みのある部分を見てみると、 肉離れを起こした部分を動かすと痛みが悪化します。 肉離れの程度によってはスポーツに復帰できることもあれば、筋肉の損傷が大きいため手術が必要になる場合もあるので注意が必要ですよ! 肉離れの重症度は1度から3度に分類されており、それぞれ以下のような違いがあります。 肉離れしたときの応急処置『RICE』とは? 肉離れを起こしたときに適切な処置をすることで、症状の悪化を予防したり早期治療につなげられるのです。 肉離れをしたときは、 RICEという外傷を受けたときの基本的な対処方法が効きます。 RICEとは、以下の4つの対処方法のことです。 安静(Rest)• 冷却(Icing)• 圧迫(Compression)• 患部を高く上げる(Elevation) ここからは肉離れをしたときの対処方法について詳しく解説します。 1 安静(Rest) 肉離れをしたときの1つ目の対処方法として、安静(Rest)があります。 安静を保つことで、肉離れしたふくらはぎの腫脹(はれ)や血管・神経の損傷を防ぐことが目的です。 肉離れをした状態で無理に歩いたり立ち座りの動作を行うと、 腫れが強くなったり神経を圧迫してしまうことにつながります。 肉離れをしたふくらはぎが片方だけであれば、肉離れをした脚を浮かしながら安全な場所まで移動しましょう。 もしも1人で移動できない場合は誰かの肩につかまって移動したり、担架や車椅子で運んでもらうなど、患部を動かさずに移動できる手段を選ぶことが重要です。 座ったり横になるだけでも安静を保つことになりますが、テーピングやサポーターを使用して患部を固定すれば、よりふくらはぎの安静を保ちやすくなりますよ! 2 冷却(Icing) 肉離れをしたときの2つ目の対処方法として、冷却(Icing)があります。 肉離れをしたふくらはぎを冷却するのは、二次性の低酸素障害による細胞壊死と腫脹を抑えるためです。 具体的には、ビニール袋やアイスバッグに氷を入れて、 患部を冷却する方法をとります。 患部の感覚が無くなる15~20分を目安として冷却し、一度冷却を中止しましょう。 そして再び痛みが出てきたら冷却を再開するという処置を繰り返します。 冷却は急性期の肉離れに対して効果的な処置なので、1~3日を目安として実施しましょう! 3 圧迫(Compression) 肉離れをしたときの3つ目の対処方法として、圧迫(Compression)があります。 ふくらはぎの肉離れした部位を圧迫するのは、患部の内出血や腫脹を防ぐことが目的です。 スポンジやテーピングパッドを腫脹が予想される部位に当てて、テーピングや弾性包帯で軽く圧迫気味に固定します。 肉離れしたふくらはぎを圧迫しなければ、ふくらはぎの出血が増えてきて 血腫になってしまうので、注意が必要です。 血腫が慢性化すると、血腫ができた部分にカルシウムが異常に集まり、骨化性筋炎を発症してしまって治療が長引く可能性があるので注意しましょう。 肉離れは筋肉が部分的に断裂し、受傷した直後から出血することが考えられるので、できるだけ早くから圧迫を開始しましょうね! 4 患部を高く上げる(Elevation) ふくらはぎが肉離れをしたときの4つ目の対処方法として、患部を高く上げる(Elevation)方法があります。 患部を高く上げることで、肉離れした部位の腫脹を防ぐことと腫脹の軽減を図ることが目的です。 ふくらはぎを心臓より高く上げることで効果的に腫脹を防ぎ、腫脹を軽減させられるので、 横になった状態で椅子などの台に足を上げるようにしましょう。 脚を上げたときにふくらはぎが台に当たって痛い場合は、かかとのみを台に乗せるようにしたり、ふくらはぎの一部に強い圧力がかからないように、クッションを敷くと良いです。 肉離れの痛みを軽減する4つの方法 肉離れしたら、家庭では次のように対処しましょう。 肉離れの症状を軽減し、できるだけ早期に治すためには、 病院を受診する必要があります。 肉離れで病院を受診したときの代表的な治療方法は以下の4つです。 内服薬• 湿布薬• 塗り薬 肉離れの重症度や症状の程度にもよりますが、これらの治療方法を組み合わせて治療を進めていくのが一般的です。 ここからはふくらはぎが肉離れしたときの治療方法について詳しく解説します。 1 安静 ふくらはぎが肉離れしたときの1つ目の治療方法は安静にすることです。 安静はRICEの応急処置の項目でも解説しましたが、病院での治療も安静が基本になります。 市販のものとは違い、病院では医療用のテーピングやサポーターを処方されることもあり、 専門的な処置を受けられるのです。 市販のもので一時的に応急処置することは重要ですが、 市販の商品では体に合わなかったり、適切な効果を得られない場合もあります。 病院ではあなたの肉離れの程度を正確に検査・診断してくれるので、肉離れの程度に合わせた適切な処置を受けられますよ! そのため、肉離れをした場合は必ず病院を受診するようにしましょう。 安静が必要な期間やスポーツ復帰の目処についても、自己判断で決めてしまうと症状を悪化させてしまう危険性があるので、主治医と相談しながら決めていくことが大切ですよ! 2 内服薬 ふくらはぎが肉離れしたときの2つ目の治療方法は内服薬を服用することです。 内服薬を服用すれば肉離れにより発生した痛みを緩和しながら治療を進められます。 肉離れの重症度が高いときは、安静にしていても強い痛みを感じる場合があるので、痛みで夜眠れなかったり、 日常生活に支障をきたす場合もあるのです。 市販の痛み止めで対応できる場合もありますが、どの痛み止めを選べば良いか分からないことや、適切な効果を得られない可能性もあります。 病院で診察を受ければ、必要に応じて内服薬を処方してもらえるだけでなく、基礎疾患や体質に合った痛み止めの種類や量を選択してくれるのです。 3 湿布薬 ふくらはぎが肉離れしたときの3つ目の治療方法は湿布薬を貼付することです。 内服薬とは違い、湿布薬は患部に直接貼付できます。 湿布薬によっては一度貼付すると24時間効果が持続するものもあるので、手軽に使用できるのです。 貼付するだけで冷涼感を得られる湿布薬もあるので、肉離れをしたふくらはぎが熱をもっていることが気になる場合は、そのような湿布薬も良いでしょう。 しかし湿布薬は粘着力があるので、貼ったり剥がしたりする動作によってふくらはぎに痛みが出現してしまう場合もあるので注意が必要です。 そのような場合は無理に湿布薬を使用しない方が良いでしょう。 また、テープかぶれしやすかったり、 使用中に湿疹やかゆみが出る場合は使用を中止しましょう。 使用方法や処方してもらう湿布の種類について主治医と相談して決めていくのがおすすめですよ! 4 塗り薬 ふくらはぎが肉離れしたときの4つ目の治療方法は塗り薬を使用することです。 先ほど紹介した湿布薬と比べて、貼ったり剥がしたりする際にふくらはぎに与える刺激が少ないので、急性期の痛みに対して使用しやすい薬になります。 また、湿布薬は体の動きや服との摩擦により剥がれやすいというデメリットがありますが、塗り薬は塗るだけで効果が得られるので、そういった心配がありません。 もちろん薬を塗るときにはふくらはぎに直接触れるため、 強くこすりすぎるとふくらはぎの痛みを悪化させる可能性があるので注意しましょう。 少し触れるだけで激痛が走るような肉離れの場合は、しばらくは使用を控えた方が良いですよ! 湿布でも同じことが言えるのですが、塗り薬で皮膚が赤くなったりかゆみが出たりする場合は使用を中止し、主治医か薬剤師に相談しましょう。 肉離れの予防にはストレッチが重要! ふくらはぎが肉離れしたときの対処法や治療方法について理解しておくのは大切ですが、重要なのは肉離れを予防することです。 運動を始める前に入念なウォーミングアップやストレッチを十分行うことで、筋肉が温まり筋肉・腱・靱帯の柔らかさ・弾性が増し、関節の動く範囲が広がります。 アキレス腱を伸ばすストレッチ方法でふくらはぎの柔軟性を高めておくのも、 肉離れの予防効果が期待できますよ! 特に運動不足の人は筋肉や靭帯が硬くなっていたり、関節の動く範囲が狭いためにケガをしやすくなっているのでストレッチは欠かせません! スポーツを楽しむためにも、ケガを予防できるような体作りをしていきましょう! 6. まとめ 今回の記事では、ふくらはぎが肉離れする原因や、肉離れしたときの対処方法、具体的な治療方法ついて解説しました。 肉離れしてすぐに適切な対応ができているかによって、症状が悪化するのを予防したり、できるだけ早く治すことにつながります。 久しぶりにスポーツをする場合は、肉離れをする可能性があることを考えて事前に冷却グッズを準備しておいたり、テーピングやサポーターを持参すると良いでしょう。 筋肉の断裂を予防するためにはスポーツを開始する前にストレッチしておくことも大切です。 今回の記事を参考にしてふくらはぎが肉離れしたときの適切な対応を覚え、症状を悪化させないような行動を取れるようにしましょう!.

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ふくらはぎが肉離れしたときの対処方法とは?4つの処置方法を解説!

ふくらはぎ 肉離れ サポーター

ふくらはぎ着圧の効果 妊娠中の足のむくみを解消 妊娠中の方がふくらはぎを着圧することで、 妊娠中に起こりやすい「さらなる足のむくみ」を解消できる可能性があります。 女性が妊娠してから4ヵ月から5ヵ月ほどになると、女性の足がパンパンになってしまうことがあります。 これは、妊娠によって大きくなった子宮が原因で、静脈が圧迫してしまうからです。 圧迫された静脈のせいで、足の血流全体が悪くなり、足に血が溜まってむくみやすくなります。 妊娠中の足のむくみをケアする方法は少ないです。 マッサージをしようとしても、胎児に影響を与えてしまうかもしれません。 従って、不用意にマッサージをすることもできません。 ふくらはぎを着圧することで、少しでもむくみを解消していくことが大切です。 ビジネスウーマンにも最適 立ち仕事の人や、たくさん動き回ることが多い仕事の人も、足がむくみやすいです。 なぜなら、ずっと立ちっぱなしだったり動き回ったりするせいで、常に足に負担がかかっている状態だからです。 負担をかける時間が多ければ多いほど、その分どうしてもむくみが生じてしまいます。 従って、立ち仕事中にむくまないように、 むくみ解消を気遣ってふくらはぎを着圧する必要があります。 そのための効率的な方法として、「着圧ソックス着用」「サポーター着用」があります。 例えば、看護師さんがタイツの下にソックスを履いているのは、ふくらはぎを着圧させることが目的です。 少しでも負担がかからないように、普段から着圧してふくらはぎを鍛えているのです。 筋肉をサポート ふくらはぎを着圧することで、筋肉をサポートすることができます。 ふくらはぎサポーターで足を締めつけることで、足全体の血流がよくなり、むくみが解消されます。 ただむくみが解消されるだけでなく、筋肉サポートにも役立ちます。 ふくらはぎを締めつけて、足の血流をよくすることで筋肉の疲労回復にも優しい効果を持っています。 普段よりも疲労が残らず足を動かしやすくなっていることが多いです。 デスクワークにもおすすめ 長時間のデスクワークは、足のむくみに繋がる可能性があります。 なぜなら、座りっぱなしによって足の血液の循環が悪くなるからです。 下半身に落ちてきた血液が上手に上半身に渡らなくなくなってしまい、どうしても下半身に血液が溜まりやすくなってしまいます。 そのせいで 足に老廃物が溜まり、むくみの原因になってしまいます。 デスクワーク中にふくらはぎを着圧すると座っている間にも足を締めつけるのでその分血管を拡張して、足の血流がよくなり、足もむくみにくくなります。 着圧効果のある商品の注意点 着用しすぎない 「ふくらはぎを着圧しすぎる」場合は気をつけましょう。 ふくらはぎを着圧することでいい効果を得られますが、 キツキツすぎて痛いくらい足を締めつけていると、血行障害などを起こすことが考えられるのでふくらはぎを過剰に着圧することは避けましょう。 足の疲れ具合などをみて、自分の中で着圧時間や着圧度を調整するようにしてください。 「着圧商品を着崩したり、自分流にアレンジして利用する」ような人も注意が必要です。 着圧商品の利点は、「足首」「ふくらはぎ」「膝付近」「太もも」それぞれ足のパーツごとに圧力が計算されて作られていることです。 そのため、間違った着け方をした場合、本来の効果が得られなくなる可能性があります。 また、「長時間の着用」も避けましょう。 ふくらはぎを着圧することによって足のむくみは解消されますが、長時間着用すると本来足が持っている血流や筋肉の機能などが衰えてしまう可能性があります。 そのせいで逆に足がむくみやすくなったり、脚やせ効果を期待できなくなる可能性があります。 着圧商品それぞれに正しい使用時間の目安があるので、それに従いましょう。 寝ている時は外す また、「寝ている時の着用」も控えてください。 寝ている時間は「身体を休める時間」なので、ふくらはぎを着圧していると逆効果になります。 ただし、「就寝用の着圧ソックス」などは利用しても大丈夫です。 循環器系の持病をお持ちの方は注意 循環器系の持病がある人は、着圧商品の着用方法を入念に考える必要があります。 循環器系の持病は、例えば高血圧、腎臓病、動脈硬化、脳関連の病気など、数えると相当数存在します。 循環器は体内に栄養や血液を運ぶ役割を持っている器官でそのような器官に持病がある方は、着圧商品を着用してしまうことでさらに問題が起こる可能性があります。 動脈の血行障害を患っている場合は、着圧によって血行不良を改善したくなるかもしれませんがちょっとしたふくらはぎの締め付けがさらなる血行障害に結びつく可能性があります。 足のむくみだけでなく体内全体の血流が悪くなり、栄養が体内に行き届かなくなります。 もし循環器系の持病を持っている人は、 自分の持病と向き合ってくれる担当医師とじっくり相談して着用するようにしてください。 TOKUMARU ふくらはぎ サポーター レッグ カーフ TOKUMARU ふくらはぎサポーターもおすすめのふくらはぎサポーターです。 TOKUMARU ふくらはぎサポーターのおすすめポイントは、なんといっても「筋肉の負担軽減」です。 筋肉に負担をかけずにふくらはぎを圧迫してくれますので、筋肉向上効果が促進されます。 運動やスポーツの際に着用しておくと、運動効果をさらに向上させることもできます。 また、運動したあとの疲労感も薄めてくれるため、 運動するときのお供として存分に活躍してくれるでしょう。 もちろん普段の仕事やウォーキングのために着用して、足のぬくみ改善に役立たせることも可能です。 あなたにおすすめの着圧 今回は、ふくらはぎの着圧について紹介しました。 ふくらはぎを着圧することで期待できる効果や正しい使用方法をまとめました。 ふくらはぎ着圧の効果が出るとふくらはぎの疲労感は薄まる可能性が高いです。 ぜひ自分に合ったふくらはぎ着圧サポーター、着圧ソックスなどを探してみてください。 SPOSHIRUおすすめ情報! こちらではSPOSHIRU編集部がおすすめする お得な情報をご紹介します! 整骨院院長も推奨のインソール!足元から日々の疲労を軽減 崩れた足型を整え、悩みZEROの体ヘ TENTIAL INSOLEは、従来の『土踏まずを持ち上げる』インソールとは異なり、足の外側にある 『立方骨』に着目! 立方骨を支えることで、足の骨格を修正。 直立姿勢での身体のバランスを整え、歩行時の推進力や俊敏性を実現したインソールです。 また、全面に『ポロン素材』を使用。 衝撃吸収性と反発性の両方を兼ね備ているので、疲労を軽減することができます。 足に悩みのある方や疲労の蓄積を抑えたい方にオススメです!.

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ふくらはぎサポーターの効果や?スポーツの疲労や肉離れに!おすすめ10選

ふくらはぎ 肉離れ サポーター

好発年齢 腓腹筋での発生は競技者レベルや30歳以上のスポーツ愛好者で多くみられます。 一方、ハムストリングスでの発生は青年競技者に多く、中・高校生の発生は少ないようです。 好発スポーツ 陸上短距離(ハムストリングス)、陸上中・長距離(腓腹筋、ハムストリングス)、サッカー(腓腹筋、大腿四頭筋)、テニス(腓腹筋、tennis legという言葉がある。 サーブ、レシーブ時に好発)、バドミントン(腓腹筋)、アメリカンフットボール(ハムストリングス)、野球(腓腹筋、ハムストリングス)、バレーボールとバスケットボール(腓腹筋、ハムストリングス、大腿四頭筋)。 過度のストレッチングや筋力測定時でも発生します。 有用な検査 MRIは受傷初期から、血腫範囲や受傷部位の確認が可能です。 超音波でも血腫の確認はできますが、数日経過したほうがわかりやすくなります。 治療・リハビリ 治療 原則的に手術の必要はほとんどなく、主に保存治療を行います。 初期治療として受傷後48時間はRICE療法が有効です。 また、市販されている持続冷却器も有用です。 疼痛が軽減したら日常生活動作を許可します。 硬結(しこり)部周囲の違和感に対しては、電気刺激や鍼治療も有効です。 腓腹筋を受傷した場合には、テーピングを使って足関節を軽度底屈位で固定し、肉ばなれが進行しないようにします。 リハビリテーション 受傷後1週間以内に局所の疼痛が軽減して歩行が可能になれば、患部に負担がかからないようにハムストリングスや足関節の背屈のストレッチングを軽く行います。 受傷後3週間くらいで圧痛がなくなれば、徐々に軽いランニングから始めていきます。 受傷初期は局所に硬結が残りますが、この硬結があるうちにハードな練習を行うと再発してしまうので、ランニング中にハーフスピードダッシュを混ぜるとよいでしょう。 100%の力を発揮してのジャンプやダッシュは約6週間休止します。 運動時の痛みが治まったら、再発予防を目的とした肉体改造が必要です。 常に断裂部やその周辺の関節の可動域、筋肉の柔軟性獲得と維持のためのストレッチングや、軽い筋力トレーニングを行ってください。 ウェイトの負荷は、好調時の半分の量で十分です。 負荷をかけすぎないように気をつけてください。 受傷後6週間経過して、足関節の背屈ストレッチングや抵抗運動、ハーフスピードダッシュ、軽い両足ジャンプなどを行っても、疼痛や違和感がまったくないようであれば、スポーツ動作を徐々に再開していきます。 十分なウォームアップで身体が温まると、患部の違和感がなくなります。 ストレッチングによって筋肉や関節の柔軟性が増すと、肉ばなれを起こした局所周辺の負担も軽くなりますし、筋肉がストレッチされることによって血行もよくなります。 練習後は罹患部位に熱感が発生しますので、局所のアイシング(約15分)は徹底してください。 再びピキッときたら、ただちにプレーを中止しましょう。 急がば回れ! です。 現場評価・応急処置 状況の確認(HOPS) 怪我の状況を性格に把握し、その後の対応を迅速に行うために状況を確認します。 HOPSのページを確認して、状況を確認し、メモを取ることで、医療スタッフ、コーチと情報を共有し、適切な対応が可能となります。 例えば、肉ばなれの発生原因に疲労やストレッチング不足などが挙げられた場合、受傷した瞬間だけでなく、過去にさかのぼって考えると原因がつかめて再発予防の対策をコーチと相談する際に役立つと思われます。 筋肉につったような痛みがあったり、「パン」と音がなるような感覚を訴え、腫れや皮下出血などがみられたら肉ばなれを疑い、速やかに応急処置を行い、スポーツドクターによる診察を受診することをお勧めします。 疲労の蓄積による発生もありますので、筋肉痛や痙攣による痛みと間違えないように注意が必要です。 アスレチックトレーナーがいる場合には、問診による確認のほか、触診による損傷部位の確認、自分自身で関節を動かした時の痛みや抵抗をかけて関節を動かした場合の痛みの確認、ストレッチをした時の痛みなどを、健側(怪我をしていない方の脚や腕など)と比較をして確認をします。 リコンディショニング 関節可動域、筋の柔軟性、筋力が、健側と同等の状態にまで回復することを目的に行いますが、痛みが出ないようにコントロールすることが大切です。 回復までの期間は、受傷の重症レベルによっても違いますので、スポーツドクターやトレーナーと相談しながら、十分な安静期間が取れ、痛みがなくなってから行います。 自発痛がなくなってからストレッチングを行います。 ホットパックなどで十分に温め、受傷部位に遠い部位から始め、徐々に患部に近づくような順番で全身をストレッチングします。 痛みが出ない範囲で慎重に行い、「痛みが出るかな?」と試すような事はしないようにしてください。 ランニングは、いきなり行うのではなく、水中歩行や自転車など体重による負荷を軽減させた環境でトレーニングを始めて行きます。 これも自発痛がなくなり、力を入れても痛みが出ない程度で行い、徐々に動きがあり、体重による負荷のあるトレーニングに移行していきます。 筋力を回復するトレーニングも、何も負荷をかけない状態で動きのないものや動きの少ないもの(写真1)から始め、チューブなど軽負荷のもの、自分の体重を利用したもの、ウェイトトレーニングへと移行させます。 このように、復帰のためのトレーニングでは急激な改善を望まずに、痛みと相談しながらスポーツドクターやトレーナーの指示に従って行いましょう。 肉ばなれは十分なリハビリテーションを行わずに早期復帰した結果、不調が長引くといったケースが多くみられます。 十分なリハビリテーションの時間をとってください。 再発防止と予防 肉離れの原因には、下記の項目が挙げられます。 筋の疲労 2. 筋力の低下と拮抗筋(例:大腿四頭筋とハムストリング)の筋力バランス 3. 柔軟性の低下 4. 動きの効率(フォーム)が悪い 5. ウォーミングアップ不足 これらの項目を改善することで、再発防止、予防策となります。 まずは十分なウォームアップ、クールダウン、ストレッチングを行うことを習慣化することが大切です。 ストレッチングは、決められた種目を一定方向にだけ行うのではなく、日々の柔軟性の変化を考慮しながら、硬いところや筋が張りやすい部位を入念に行い、トレーニング後の疲労回復が効率よく行われ、筋肉の柔軟性が確保できるようにします。 筋肉は直線的についているわけではなく、さまざまな方向に向かってついています。 1つの筋を伸ばすにも、内旋や外旋などの捻り、内転や外転などの開き具合の動きを混ぜ合わせたストレッチングを行ってください。 筋力の拮抗筋(左右、前面と後面)バランスは、特別な測定機器がないと判断することができないので、測定施設を積極的に利用することをお勧めします。 筋力をバランスよく、効率よく発揮させるためにバランスボールやTRX(天井から釣りしたロープを利用したトレーニング)など不安定な状況で行うトレーニングを積極的に行うことでパフォーマンスを向上させるだけでなく肉離れの予防にもなります。 例えば、ハムストリングスの肉ばなれ予防の場合には、あお向けに寝た状態で足を椅子の上に乗せ、お尻を上げるようなトレーニングを行うと、ランニング時の蹴り出し動作のようになります。 これを一方向だけでなく、ストレッチングと同じように内旋や外旋などを加えることにより、筋の一部への負担を減らし、動きの効率を上げることができます。 椅子などの安定した台の上で正確な動きができるようにしてから、さらにバランスボールなどを利用して、不安定な環境で行うするとその効果は高まります。 身体全体をバランスよく、効率よく動かすことにより、1つの部位への負担が減ると考えられます。 予防策を実施することで肉ばなれの発生率は減少します。 今回紹介したストレッチングやトレーニングだけでなく、栄養や睡眠も含めた日々の身体のケアをしっかり行ってください。 参考文献:南江堂「ナショナルチームドクター・トレーナーが書いた種目別スポーツ障害の診療」(林光俊、岩崎由純著 参考文献:文光堂「スポーツ外傷・障害の理学診断・理学療法ガイド」臨床スポーツ医学編集委員会.

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